【趣旨】
本事業は,平成23年3月11日に発生した東日本大震災において,被災や避難に伴い消滅の危機にあると考えられる被災地域の方言について,「東日本大震災からの復興の基本方針」(平成23年7月29日)において「『地域のたから』である文化財や歴史資料の修理・修復を進めるとともに、伝統行事や方言の再興等を支援する。」と明記されていることを受けて,被災地域の方言の保存・継承の取組や方言の力を活用した復興の取組を支援することにより,被災地域の方言の再興及び地域コミュニティーの再生に寄与することを目的とします。
【対象団体】
本事業に応募できるのは,次の(1)から(4)のいずれかの要件を満たし,企画競争に参加する者に必要な資格を有する団体。
(1)都道府県又は市区町村(それぞれの教育委員会並びに,それぞれが設置した文化施設の設置者,管理者又は直営文化施設の長を含む)
(2)法人格を有する団体
(3)法人格を有しないが,次の[1]~[4]の要件を全て満たしている団体
[1] 定款,寄附行為又はこれらに類する規約等を有すること[2] 団体等の意思を決定し,執行し,代表する組織を有すること[3] 自ら経理し,監査する等会計組織を有すること[4] 団体の活動の本拠としての事務所を有すること
※ [2]~[4]の要件を満たしているかどうかについては,[1]の「定款,寄附行為又はこれらに類する規約等」の内容で確認します。
(4)上記(1)~(2)のいずれか又は複数が参加する実行委員会組織(以下「実行委員会組織」という。)
【対象事業】
東日本大震災の被災地域のうち,青森県,岩手県,宮城県,福島県,茨城県それぞれの沿岸部の方言のいずれか又は複数を対象とし,その方言の保存・継承の取組や方言の力を活用して被災者を元気付けるような復興の取組を募集の対象とします。
なお,学術的な方言調査のみを目的とするものや公演のみを目的とするものなど,本事業の目的から外れるものは対象となりません。
【助成対象期間】平成27年7月上旬~平成28年3月31日(木)
※詳しくはホームページをご確認ください。