NPO法人エガールフォト

起業事例

NPO法人エガールフォト

  • 分野 : 福祉に特化した写真撮影

内容

病気や障がいなどの事情があっても、自分の写真を撮ることをあきらめないでほしいという思いから起業した「NPO法人エガールフォト」の代表、樋口裕美さんにお話を伺いました。
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 カメラマンとして仕事をしているとき、病気の方の写真を頼まれる機会があり、写真を撮りたくても躊躇している人がいると気付きました。何とかしたくて、福祉系の施設に連絡を取ったこともありましたが、個人的な働きかけなので、返事はいただけませんでした。         
 そこで、思いに賛同してくれたヘアメイクや衣装ができる仕事仲間と共にNPO法人を設立しました。本職のカメラマン活動とは別に、福祉に特化した写真撮影の入り口を設けることで、必要な方からためらわずに声をかけてもらえる体制を整えました。

 まずは、自分自身が福祉の現場にボランティアとしてとびこみ、ニーズや要望、写真を撮る際の配慮などを知ることから始めました。そうしているうちに、撮影会が実現したり、デジカメ教室の開催などにつながっています。

 フラッシュが怖い、知らない人に囲まれるのが怖いなどの理由で一度も写真を撮れなかったお子さんの撮影ができたときの親御さんの喜んでいる姿が何よりも嬉しかったです。
 また、活動を聞きつけた方から、振袖やデジカメの寄付をいただいたこともあり、この活動を通じて、人の温かさを感じています。

 NPO法人の設立準備をしていた頃、思いを文章として表すのがとても難しかったことです。
なぜなのか考えてみて気付きました。活動の趣旨を話して回ったら、多くの人、特に福祉支援団体の人たちに歓迎され、あまりの期待度の大きさに戸惑っていたのです。勢いだけで始めるのではなく、改めて活動への覚悟を再確認しました。
 また、関係者全員、「本業」を持っているので、時間をやりくりしながら活動しています。ある程度の収支のバランスも考えながら事業を組み立てていく必要性を感じています。

 コストを抑えながらも、プロとしてヘアメイク・衣装から撮影までの一連の作業を考えると撮影会がベストなので、まずは、撮影会の回数を増やしていきたいです。
 また、素早くきれいに着付けられるため、着物の改良を行いました。今後もニーズに応えていきます。
 さらに、写真は個性を発揮できますが、学校教育では取り上げられないので、デジカメ教室もどんどん広めたいです。デジカメに関しては、単に撮影に興味を持つだけでなく、カメラの構造そのものに興味を持つ子もいると思います。寄付をしていただいた方からは「分解して壊れても大丈夫。また送ります」と有り難いエールをいただいています。

  • NPO法人エガールフォトの事例写真

    代表の樋口さん

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    撮影会の様子

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起業団体情報

NPO法人エガールフォト
神戸市中央区海岸通り3-2-19 和泰ビル202  
TEL (078)381-7075 

URL

http://www.egal-photo.com/