コミュニティかりば

起業事例

コミュニティかりば

  • 分野 : 生活助け合い活動

内容

 神戸市西区、西神ニュータウンの一角に位置する狩場台団地。約30年前に街開きされたニュータウンも、今では高齢化が進んでいます。近隣センター「かりばプラザ」では空き店舗が目立ち、その元気アップのため、テナント会や地域団体が協力して季節イベントなどに取り組んでいます。
 一方、ふれあいのまちづくり協議会では、地域の高齢者の生活サポート事業に取り組みました。そして今春、この事業を引き継ぎ、継続的に発展させるため、地域で活動する主な団体の中核メンバーが参画する「NPO法人コミュニティかりば」が誕生しました。ふれまち協議会をはじめ、各種地縁団体が横断的につながり、コミュニティビジネス手法で安心して住み続けられる地域づくりを進めることが目的です。

 既成の団体同士には様々な事情も絡み、つなぐ役割を果たすのは難しいと言えます。しかし、「地域を良くしたいという思いは同じ」と、地元婦人会ほか様々な地元団体の代表等を務める人たちが理事となって、団体間の垣根を越えることができました。法人のメンバーは60~70歳の元気なシニアが約20名。婦人会の代表も兼任する安藤理事長は、「数年後を見据えて企画を立てる視点が必要」と、視野の広い活動を目指す心意気です。当初から立ち上げに取り組んだ専務理事の佐野さんは「地域になじみのない男たちだけでは活動しにくいが、地元団体で活躍するメンバーへの信頼は厚く、活動がスムーズです」とコラボを喜んでいます。

 活動は大きく分けて2本柱。一つは、かりばプラザのオーナー企業からの委託による、プラザの活性化です。プラザ内集会所の受付やプラザを訪れる方たちの交流の場作りなどを担当します。便利に利用できるシステムを導入したことで、利用率は目に見えて増加しています。 また、自主事業としてスタートした、地域の人たちが出品する「フリマボックス」も好評で、法人事業所に気軽に立ち寄ってもらえるきっかけとしても、大いに役立っています。
 もう一つは、地域の住民同士で助け合い、安心して狩場台で暮らしていける土台をつくろうと、日常生活の中での「お困りごとサポート」を行っています。

 「子どもたちが巣立った後、歳をとっても安心して住み続けられるまちにしたい」というミッションの達成には、まだまだ継続的に運営できる資金と人が足りません。今後さらに、地域の人たちが困っていることをサポートする事業が必要となります。とりわけ地域で増えてきている空き家の管理を受ける事業など、日常活動の中でノウハウを磨いてさらなる事業展開への方向を模索しています。
 「地域の人と触れ合い、同じ思いの仲間といっしょに活動できるのが何より楽しい」という安藤理事長を中心に、事務所には笑い声が絶えません。NPOと地縁団体の新たな取り組みによる、今後の展開が楽しみです。

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    フリマボックス

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起業団体情報

NPO法人コミュニティかりば

神戸市西区狩場台3-9-15かりばプラザ内
  TEL 080-4646-2552 
  9:30~17:00(毎日開設;年末年始除く)

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